まず国立新美術館で開催中の草間彌生展。
若い時の作品から現代の作品まで、時系列で分かりやすく展示してありました。途中にあった映像作品(年代を考えるとかなり)の斬新さと、鏡を使ったインスタレーション作品の壮大な宇宙観には強い衝撃をうけました。
びっくりしたのは、大広間に展示されてある132点の「大作群」は、スマホでの撮影が可能であるということです。そこには代表作の立体作品も置いてあり、ちょっとした遊園地を感じさせるような空間でした。
タフで、飽くなき追求心を持ち続けた、孤高のアーティストの姿を垣間見ることができました。
エリザベスペイトン展は北品川方面の住宅街にポツンとある「森美術館」で開催されています。
キャプションは貼られてなく、渡された解説プリントを見ながらの鑑賞でしたが、瑞々しい絵肌がとても印象的でした。
殆どが小さい作品でしたが、額装していない作品も多く、画家の意図した筆致(マチエール)をしっかり観察できました。
最後に、上野の都美術館で春季二紀選抜展を観てきました。秋の本展とはまた一味違った雰囲気で大変面白かったです。
その後、同所で開催していたティッツァーノ展も観てきました。やはりヴェネツィア派の代名詞的な作家の作品は格調高く、かつ超絶技巧に息を呑みました。やはり、古典作品から学ぶことは多いと再認識して、帰路につきました。
大変有意義な研修となりました(^○^)/☆